黒島牛まつり2008
意地と執念の必殺技で「おともdeマイル」石垣島直行航空券をGetし牛祭り当日の早朝羽田空港を飛び立つ。眼下には先日漁船衝突事故を起こしたイージス艦「あたご」と思われる船影が朝焼けの中ひっそりと佇んでいた。
日本海側に被害をもたらせた爆弾低気圧の影響か、細かな揺れが続いたフライトで定刻より5分程遅れ10:00ちょうど石垣空港に着陸した。
天候は曇り、気温は摂氏17℃との機内アナウンスのとおり一歩機外に出ると南国特有の湿気を含んだ風が滑っと肌をながれる。
いつもならここで3時間半のロングフライトで固まった体をほぐすべく「ついた~」と思いっきり伸びをする所なのだが今回はそんな余裕はない。誰よりも先に到着ロビーを抜けそのままタクシーに乗り込みすがにぃ邸に隠されている牛祭りのセット券を盗み離島ターミナルへと向かう。
ギリギリセーフで10:30発の石垣ドリーム観光の高速船に飛び乗る事ができた。
高速船で30分。黒島の港に降り立った我てらを向かえてくれたのは「わーりたぼーり2008黒島牛まつり」と書かれた大きな牧草ロール。この前で恒例の記念撮影をし、待合室の裏で一服した後歩いてすぐの牛祭り会場へと向かう。
会場で前日に黒島入りし最前列を確保して待っていてくれた皆様とようやく合流。
今回は「黒島牛まつり会場へ最も似合わない酒ドンペリを空輸せよ」と勝手に名付けたミッションではるばる東京から幾多の苦難(飛行機の中で爆発しないか?その前に液体って持ち込めたっけ?)を乗り越え持参したドンペリを先日バースデイを向かえたこげさんへ進呈。聞けば今回初対面のおくさん&もこさんは昨日入籍を済ませたばかりと言うではないか。これはメデタイと早速開封。
「せーの」「ポーン!」で開けようと思ったのに口金を緩めた瞬間に開いてしまった・・・
機内で冷蔵庫に入れてくれと頼んだあげく断られ、高速船で30分揺られた常温シャンパンの瓶内圧力を考えれば当然か。。。
雰囲気出せずにゴメンナサイ。
というかやっぱり黒島牛祭りと言えばドンペリではなくこれでしょう↓
牛汁!
恐らくこの牛汁は牛を1頭を部位をかまわず切り刻んで鍋に放り込んだと思われ、具には正体不明の臓物系も入った本物の牛汁なのである。
その他ビール、泡盛、ステーキ、モモ肉、コロッケ、焼きそば等々、朝飯を控えていた分爆発的な食欲で完食。
一方牛まつりの方は、おくさん&もこさんが出場し、見事優勝を決め豪華客船クルーズとペア宿泊券をGetしたジャンプでラブロールや牧草ロール転がし、牛との綱引きなどのプログラムが順調に進み歌の部へ。
今年登場したのは我てが10年程前波照間島のニシ浜で野宿をしていた時に拾われ牛の世話やスイカの間引きを手伝う代わりに数日間の寝床と飯を提供してくれた三線の名手後富底周二さん。
ステージ裏で久々に再会し、話し掛けたのだが綺麗サッパリ忘れ去られてた。
緊張してたのかな!?
酒もまわり、おなかも膨れ、名手の歌を聞き、天気も回復して日差しがさすとやる事はお昼寝しかない。
食べすぐに寝ると牛になると言われるが、もう牛になって結構である。
いっそこのまま牛になって黒島で暮らしたい。
一体どれくらい寝ていたのだろうか。
菅にぃに起こされると今日のメインイベント牛が当たる抽選会が始まっていた。
今年の当選牛はこいつ↓
そんな悲しい目で見るなよ・・・
我てが引き取って大事に育ててやるからさっ。
そして大きくなったら・・・
やっぱり悲しい目で見るか。。。
抽選の賞品は牛だけでなくガソリン券や航空券なども用意されていた。
そしてなんといきなりゆみっぺがセット券に付いていた抽選券で4等のガソリン券をGet!
幸先良くスタートをきり、いよいよ1等の牛の抽選が始まった。
「緑の2655番」MC方が当選番号を発表する。
緑とは会場で売っている1,000円分のクーポン券に付いてくる抽選券だ。
ゆみっぺの持っている抽選券を見ると2666番。
おしい11番違いではないか。
もし黒島に上陸した時に一服せずにクーポン券を購入していれば当たったかもしれないのだ・・・
結局1等の牛は石垣島から来た人の手に渡ってしまった。
トラクターに引かれ会場を後にする牛を見て誰かが歌いだした。
「ドナドナド~ナ~ド~ナ~子牛を乗せて~♪」
撤収!
会場から押し寄せた人で長蛇の列となっている桟橋。
八重山観光フェリーや安栄観光は何隻もの臨時便を出し客をさばいているようだ。
そして我てらが石垣ドリーム観光はと言うとなんとフェリードリームがお迎えに来てくれた。おかげてギリギリ1便目に乗船でき長蛇の列とおさらば。そして黒島ともおさらば。
船員に怒られつつも船首に座り込み、青い海の色、暖かい風、照りつける日差しに都会の生活でつく埃を落としてもらう。
石垣到着直後すがにぃの身にとても悲しいアクシデントが起こった。
お悔やみ申し上げます。
落ち込むすがにぃと共に赤瓦の家に戻り荷物を持ってプリン屋さんへプリンを調達しに向かう。その後ホテルにチェックインをし反省会の行われる焼肉屋さんに再集合。
牛祭りの打ち上げはやっぱり牛。
この店で出される石垣牛は超新鮮。
なんとハラミが生のままでも食べられるのだ。
↓写真は特上カルビ(時価)
そして議題はもちろん如何に来年こそ1等の牛を当てるか。
その為の作戦が緻密に練られ反省会ではなく来年に向けての団結会のような宴となった。
「来年もがんばって行くぞー!」
一夜明け翌25日。
早起きしてホテルを出て空港に向かい荷物を預けチェックイン。
12:00発のJTA074便で宮古島経由家路につくのだ。
残された時間はあとわずか。
あわただしく離島ターミナルに引き返し竹富島行きの船に飛び乗る。
青空の下竹富島をしばらくお散歩。
我てはこういう道が大好きだ!
こんな道を歩いているとなんとなく島に体が溶けていくような気がしてくる。
このままずっと・・・
なんて言っていられない。
この道の続きはまた今度にして引き返す。
定刻より20分程遅れてJTA074便は石垣空港を離陸した。
八重山滞在時間26時間20分。
東京に帰るとさっきまで夢を見ていたのではないかと思われる程短い旅行だった。
ただほんのり焼けた顔がちょっと痛いのが夢ではなかった証拠。
JTAさん石垣発の直行便の時間もう少し遅くしてください・・・
最後に
すがにぃ、こげさん、☆、おっきー、おく&もこさん楽しいひとときをありがとう。
また来年もこのメンバー + αで会えると良いですね。
その前に北海道合宿なんて話もありそうですが・・・
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