インド旅行(駆け足編)@ジャイプール
今日は朝からジャイプール観光。
駆け足インド旅行も残す所あと2日。
でも明日はデリーへの移動に1日費やす事になるからインド観光は今日で最後だ。
「なんとなく寂しい・・・」
「だけどkingFischerビールはもう飽きた!」
ジャイプール観光で朝一番に向かった先はアンベール城。
小高い丘の上にある城跡まで、急な山道をゾウに乗って登っていく。
アンベール城、象の背中より
一見、優雅そうに思える象のタクシー。
ところが・・・
疲れきった象はなかなか坂を登らない。
いらだった象使いは象の頭をトガッタ金属の棒で思いっきり叩く。
そして耳の後ろを素足で蹴りまくり、なんとか坂を登らそうとする。
しかし、象も反撃。
象「ユサユサ」「ウネウネ」
象使い「パカ」「蹴り、蹴り」「○×△←掛声」
だんだん象が可愛そうに思えてくる。
これって動物虐待じゃない?
でも元を正せば我てらのような観光客がそうさせているのだが。。。
複雑な心境で象の背中に揺られる事しばし、急な坂道が続く道半ばにして突如我てらの象が鼻から水しぶきを体に吹きかけ始めた。
「ブシュ~!」
上の写真をもう一度よく見て頂きたい。象の鼻から水が飛び散る瞬間だ。
もちろん体にヒットしなかった水は背中にいる我てらにもかかってくる。
朝とはいえかなりの気温。大人3人を背中に乗せ、急な坂道を登れば象もさぞかし暑いことだろう。。。
って、ちょっとまて!
その水いったいどうやって出してるの?
まさか鼻水じゃないよな??
一抹の不安を抱いた我ては、すれ違う象をよ~く観察し、ある象の行動パターンに着目した。
鼻を口に入れる。
鼻から水を出す。
もしかして・・・
ゲ○?
推測するに、この水の成分は。
水70%
胃液10%
ヨダレ10%
鼻水10%
etc
もうやめよう。
とにかく、無事アンベール城に到着する事ができました。
アンベール城にはサリーを着たインド美人がいました。
どうやらサリーのCMに出るモデルさんだそうです。
でもなんでハイヒールを手に持ち足にはビーサン?
アンベール城の観光を一通り終え入口に戻ってくると、さっき象に乗っている時に勝手に取られた写真を持ったインド人兄ちゃんが現れ、50ルピーで買ってくれと言う。
やっぱり・・・
きっとあれから坂道を駆け上がり、大急ぎで現像して我てらが出てくるのを入口で待っていたのだろう。
それで50ルピー(約150円)。
古びたマニュアルカメラで撮っていたのでフィルム代も現像代もかかる事だし決して高くは無いと思う。
せっかくだし記念に買っても良いかなと思うが、ここは何事も交渉の国インド。
まずは欲しくなさそうに「いらない」と言って値が下がるの期待する。
写真屋「50ルピー」
我て「要らないよ」
写真屋「50ルピ~」
我て「イラナイヨ~」
写真屋「じゃ、あげる」
といって、本当にくれた。
タダでもらうのも悪い気がしたので(やっぱり日本人)写真を返そうとすると、我てがバックにつけていた温度計付きキーホルダーと交換しようと言う。
(でもこのキーホルダー50ルピーより高いですから・・・)
結局、なんだかんだしているうちに返品されても仕方のない写真はタダで我てのお土産となった。
ちょっと罪悪感・・・
50ルピーより安い値段を口にすればそれで手を打ったのに。。。
これを読んで、これからアンベール城へ行く方、決して我ての真似はせず、素直に50ルピーで買ってあげて下さい。彼ら結構努力していると思います。
アンベール城を降りた我てらは、ジャイプール市内へ向かう途中湖に浮かぶ宮殿に立ち寄る。
この宮殿は昔、王様が暑さをしのぐ為、湖の上に建てさせたらしい。
写真で見る限り一見優雅なこの景色。
しかしかなり強烈な悪臭が辺りを漂っていた。
原因は緑の藻だらけの腐った湖の水。
それに追い討ちをかけるようにカメラの前に突如現れる物乞い。
どうやら子供の写真を撮らせてお金を要求する手口のようだ。
もちろん反射的に無視。
そそくさと城だけカメラに収め、一瞬にして現地を立ち去った。
その後、ジャイプール市内にある風の宮殿、シティパレス、天文観測所を足早に見て周り昼食後ひとまずホテルに引き返す。
夕方、再びホテルを後にした我てらが向かった先は、ジャイプールから40キロ程離れた所にあるという昔のインドの村。
ガイド曰くお勧めの観光スポットなのだとか。
車に揺られ、No.1ウイスキーを呷る事1時間強。
そして付いた所はレストランあり、ラクダ乗り場あり、大道芸人ありのテーマパーク。
外国人観光客の姿はほとんど無く、地元のインド人たちで賑わっていた。
「これってインドの村じゃなく、インド版日光江戸村じゃん!」
と思っていると!?
今まで無口にひたすら車を運転していたドライバーさんが突如豹変した。
かなりのハイテンション。
やたらとアレ喰え、コレやれ、あっち見に行こう。
まるで子供のようにはしゃいでる。
今時初めてディズニーランドに行った子供でもそんなにはしゃがないだろー状態。
言われるがまま、スッパ辛甘い意味不明の物を食べたり、自分の子供を棒の上でクルクル回す芸を見たり、めっちゃ暴力的なマッサージを受けたり、舞台の上でインドダンス?を踊らされたり、炭の焼ける味がする水タバコを吸ったり。
ドライバーが楽しそうにしているので、酔いの回った我ても無邪気にはしゃいでいたのだが、
「ここにある物より、はしゃいでるあんたを見ている方が楽しいですから・・・」
結局かなり遅い時間まではしゃいだにもかかわらず、まだ帰りたくなさそうなドライバーをドツいてホテルへ向かわせた。
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