2007-05-21

【祝】リタイア・・・orz

意気揚揚と出場した5月20日の佐渡ロングライド。
結果から先に書くと、162kmの赤泊ASで我ての戦は終わったorz
もちろん「大会当日の天候が悪かった」「MTBには無理があった」
などの言い訳は断じてしない。(じゃぁ書くな!)
我ての体力、気力、精神力すべてにおいて至らなかったのである。


曇天の大会前日、13:00に新潟港を出る佐渡汽船のジェットフォイルで
佐渡島に上陸すると奇跡的に日が差した。
佐渡はこれがはじめての上陸。港で東京から輪行袋で持参した自転車
を組み立て、宿まで10kmを自走する。
宿に荷物をおくとオーナーが明朝会場まで車で送ってくれるというので
スタート地点となる河原田まで10km少々走り、受付を済まし会場脇に
設けられた自転車預かり所に自転車を持ち込むと、
「予約なしでは預かれません」と追い返される。
その頃になると雨が降り始め風も強くなっていた。
このまま風雨のなか自転車を外に止めておくのもいやなのでしばらく時間
をおいてもう一度預かり所に持ち込むと今度はすんなり預かってくれた。
見れば我てらの前にも相当の人が予約無しで預けているようだ。
「なんでさっきは追い返したんだ。」と腹が立つ。
会場では前夜祭が行われているのだが、強まる風雨で寒いためほとん
ど参加者がおらず、なかなか当選者の出ない抽選会が行われていた。


大会当日朝4時に起床。
やさしい宿のオーナーは朝飯まで用意してくれた。
5時15分に会場に到着。早速体育館から自転車を出しスタート30分
前にスタート地点に向かったのだがすでに長蛇の列。ほとんど最後方
からのスタートとなった。
天候は時折やむ雨。予報では最高気温が14度だとか。とても5月とは
思えない寒さだ。
いったいそんな中先頭の人はいつからならんでいたのだろう。。。

しかし天気に関係なく大会は定刻どおり6:00にスタート。
12名づつを5秒間隔でスタートさせ、最後方の我てらはスタートが15分
程遅れた。


前半の山場である通称「Z坂」に差し掛かった。
垂れ込める雲と、雨、そして白波立つ海。うねうね続く上り坂。
この写真1枚に当日の過酷な条件が全て納まっている。
ここに来るまで20kmの相川AS。40kmの入崎ASと強烈な向かい風と
雨に挫けつつ、完走の為には休憩時間を減らすしかないと思い、大会側
が用意してくれた「イカタコ飯」も「わかめそば」も食べずに走った。

72kmのはじき野ASで飲み物とバナナを食べる。
(もう写真を撮ってる余裕はなかった・・・)

100kmの平沢ASで昼飯におにぎり3つを食べ12:00ちょうどに出発。
ここで約半分走った事になるのだが、掛かった時間もちょうど半分。
体力の事を考えると時間的にかなり怪しくなってきた。

137kmの松ヶ崎AS手前、地図では気付かない細かいアップダウンに
ついに恐れていた膝痛が始まる。(言い訳)
前半から膝をかばい長い坂では自転車を降りて押していたのに。。。
(ただ漕いで登る気力が無いだけだけど・・・)


そんな訳で思うように自転車が漕げずスピードダウン、
162kmの小木AS手前で時刻は15:00を回っていた。
180kmの素浜ASをタイムアウトの16:00までに通過するのは絶望的
と思われあっさりリタイアする事を心に決める。
自転車を止め、雨がやんで明るくなってきた空と海を見ながら自販機で
買ったホットコーヒで一服。そして一句。

「もうダメだ
   ようやく晴れた
         小木港で」

結局なんとか小木ASまで自力で走り、リタイアを申請。
すると、「回収車」と書かれたトラックに自転車を積み、「収容車」と書か
れたバスに乗せられ、走行を続ける人の横を通り会場まで連行される。
身も心もボロボロになってリタイアした人に「回収車」とか「収容車」とい
う響きはさらに追い討ちをかけブルーにさせられる。
せめて「サポートバス」とか「ピックアップカー」みたいに言葉を濁す事 は
できないのだろうか?
しかも、たんなる敗者の積怨だが、リタイアした人はみんな疲れ果て
もう走るのがいやでリタイアしているのに、会場までバスで連れ戻され
てもそこから自力で遠い宿まで帰れるわけが無いのだ。
事実、同じ宿で完走した人もレースに全ての体力を使い果たし、宿まで
自力で帰る気力が無く、宿の車を借りて迎えに行ったのだ。
参加費を取るのならせめて会場から離れた宿の集中する地区や、
大きな町まで誰でも乗れるシャトルバスと自転車を運ぶトラックを出して
欲しい。

結局、天気に始まり主催者のサポートといい、なんか気に食わない事の
多い大会だった。。。
(完走してればそんな事は忘れられるだろうが。)


大会翌日。
朝から快晴。
「どうして昨日晴れてくれなかったんだろう。」
「この天気ならやれたかもしれないのに。」
佐渡を離れるフェーリーの中で、自転車の入った重たい輪行袋を抱え
そう思ったチャリダーは何人いたのだろうか。

どうせリタイアするのなら「イカタコ飯」「わかめそば」をたらふく食べて
おけばよかった・・・

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4 comments:

Anonymous said...

お疲れ様でした!
噂に違わず、かなり大変だったようだねぇ。
日ごろ鍛えているおじぃでさえきついと言うことは....。恐ろしい大会です。

またリポート楽しみにしとります!

Anonymous said...

いやいや。
単に我ての体力、気力、精神力すべてにおいて至らなかっただけである。。。

来年も出るかわからんが、今年は体力増進の為にも自転車を漕ぎ続けようと思う。

次は「ツールド沖縄」でも目指そうかな?
でもせっかく沖縄行くんだったら自転車なんか漕がずに朝から「プシュ♪」とやりたいですな。

やっぱり気力と精神力もUPさせねばならぬか・・・

Anonymous said...

ひざに気をつけて~

Anonymous said...

ひざが逝ったらシーカヤックなんかもやってみたい。。。