2007-03-05

Hardware Monitor found an error モニターエラー?

先週、3,4年使っていた会社のパソコンが危篤状態に陥った。
それはここ最近パソコン作業が多く、ちょっとハードに使いすぎ「ついに力尽きた・・・」といった感じで不具合が起き始めたのである。
我てが会社で使っているパソコンはメーカー製の物でなく、俗にベアボーン?と呼ばれる何処が作ったのか不明な格安バッタ部品寄せ集めパソコンである。
ある朝、出社した我てはいつもの様にやる気なくパソコンの電源を入れた。そして、我て同様いつもの様にやる気なく起動したパソコンはWindows2000のログイン画面で止まった。
ここまでは何ら変わりない、いつもの光景だったのだが、ログインしようとキーボード叩いても応答がない。それどころか、いつもあるはずのマウスのカーソルも出ていない。マウスも使えずキーボードも反応しないのであれば手の出しようがない。
仕方がないので、リセットボタンを押して再起動すると・・・
最初に表示されるBIOS画面に「Keyboard error or no keyboard present」と出るではないか。
「おおっ!さては昼飯のカップラーメンの汁が飛びすぎてついにキーボードが壊れたか??」
と思った我ては、すでに仕事をしている同僚のキーボードを奪うのも悪いので、そそくさとビックカメラに買いに行った。
そうして新しいキーボードを接続した我てのパソコンは問題なく起動し、その日1日普段どおりの仕事を難なくこなした。
翌朝、昨日のように出社し、電源を入れると・・・
今度は「Hardware Monitor found an error, Enter Power setup menu for details.」とBIOS画面に出て起動しない。
パソコン知識はおろか、英語力も無い我ては、「Monitor」「error」という文字だけを見て、
「ありえない!数週間前にモニターが壊れ交換したばかりだ。」
「しかもグラフィックボードまで増設したのに・・・」
「まてよ、もしかして相性の問題が出たのか?」
そう考えた我てはとりあえず「F1」キーを押して先に進めるも、起動の途中で止まってしまうのでセーフモードで再起動し、デバイスマネージャーでディスプレイアダプタ関係のドライバーを弄る。
しかし結果は同じ。ついにはグラフィックボードを取り外し、再度試みるもエラー表示は消えない。
ここまで来てやっと我ての賢くない脳みそが「とりあえずモニターが映っているのにエラーとはなんでじゃ?」という疑問を抱き始めた。
そこで、BIOSの項目を1つずつチェックしてみると、なんと「CPU FAN」の回転数が0になっているではないか。
「もしかして、monitor error のモニターって、監視の方のmonitorだったの・・・orz」
散々苦労した揚句、ようやくCPU FANの故障であろうと、原因を突き止めたと思った我ては、とりあえず本当にCPU FANが回っていないか目視するためパソコンのフタを開けたまま起動させてみた。するとCPU FANはしっかり回っている。
「おかしぃーなぁー?」
などと悩んでいると、いきなり電源が落ち、そして勝手に電源が入る。
しばらくは「何かに取り付かれたのかも知れない・・・」とか思いながら電源のON,OFFを繰り返すパソコンを眺めていたが、ついには電源ボタンを押しても電源が入らなくなってしまった。
ここまでくればいくら無知な我てでも、電源かマザーボードに異常があるのだろうと悟る事ができる。
問題はそのどちらが犯人なのかであるが、起動しなくなった今となってはもう調べようが無い。
とりあえず外すのが簡単で安価なのは電源だったので、電源を外し再びビックカメラに赴いた。店員さんに今までの症状を説明し、意見を拝聴するとやはり電源かマザーボードが怪しいとの事。さらにその親切な店員さんは我てが持参した電源を店にあったデモのパソコンに接続し実験してくれた。すると案の定店のパソコンも電源が入らない。これでようやく原因究明に至った我ては3,500円ほどの新しい電源を購入し、会社へ帰り早速接続してみた。
全ての組み立てが終わり、恐る恐る電源ボタンを押すと、
「ブイィィィーン(FANが回る音)・・・」
「ガーガーガー(FDが回る音)・・・」
「ジージージー(HDが回る音)」
起動した。しかも今までよりやる気の感じられる起動音である(気のせいかも)。
今度こそは治った手ごたえがある。
色々なerrorに悩まされ、色々試した揚句、電源が逝かれていたとは・・・
もっと早くに気が付けば苦労せずにすんだのに。。。
と思いつつも、病気を克服した我が子を見る医者である父のような愛しい気持ちになった我てであった。
パソコンのトラブルは原因の見当が外れるとどんどん深みにはまると言う良い例であった。

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